1月某日、アレックス社内において第2回リペアコンテストを開催いたしました。
★課題
20~40㎝程度にカットした節のある木材に彫刻刀で直径5~20㎜程度、深さ3~5㎜程度の穴を2か所彫り込んだものを準備しました。課題はその穴に節を描くというものです。
★作品制作
現場補修メンバー20名と現場を離れて8年余りの元現場補修メンバー1名が課題に挑みました。
昨年に引き続きコロナ対策として職人同士の距離を取るため、社内3会場に分かれて制作を行いました。制限時間は2時間です。
選択した木材の木目や節はもちろん一つ一つ異なり、穴のサイズや位置もランダムに彫ってあります。
自然な節に見えるよう、それぞれ工夫して木材に節を制作していきます。
★選考会
社員全員が1人3票を持ち、よいと思った作品に投票し、得票数の多い順に3位までが入賞です。公正を期すため、作者名は伏せてあります。
★入賞作品
どれが本物の節でどれが描いたものでしょう?本物の節は木材によって個数が異なりますが、描いた節はいずれも2つです。
それでは正解発表です!
赤丸で囲まれている節が描いたものです。見破ることができたでしょうか?(筆者はすっかり騙されたものあり、正解したものの全く自信がなかったものあり…)
描いてある節をよく見ると、色・質感だけでなく、節の細かなひび割れまで表現され、表面だけでなく節の奥行を感じさせる、本物のような作品が並びました。
写真は掲載していませんが、惜しくも入賞とならなかった作品も素晴らしい出来栄えでした。
コンテストはその場限りではなく、自分なりに工夫したり他の人のノウハウを学んだり刺激をもらったりと更なる成長の場となっていました。